児童ポルノ規制

複数のマイミクシィさんの日記や、お世話になっているブログで児童ポルノの規制が話題になっている。私は、幼女よりも熟女、アニメよりも特撮、というようにそれらの問題から最も遠い象限に居る者なので、どうでもいいと言えば、どうでもいいのだが、最近すっかり皆様にご無沙汰していることでもあるので、日記に書いてみることにした。

私は、児童ポルノの規制に反対している方々には二種類あると思う。第一には、本人が児童ポルノの愛好家で、規制されたら困るので反対している立場。第二には、本人は必ずしも愛好家ではないが、国家や社会が規制に及ぶのはけしからん、と考える立場。もちろんその両方だ、という人もいることだろう。後者は典型的な左翼勢力の好むスタンスでもある。本件に限って言えば、日本共産党よりも社民党の方が、より伝統的な左翼的姿勢を打ち出しているように見える。

今回は主に前者の方に言いたい。児童ポルノを愛好する人が、それらの規制に反対するのは、とても勿体無いことだから止めたほうがいい。悪いことは言わない。

考えてもみて欲しい。「食べたい」とか「眠りたい」という欲望に比較すると、「したい」という欲望には一定の抑制が伴うものである。(藤子不二雄の短編漫画には、これが逆転するとどうなるか、というのがあって面白かった。)有史以来、限定されたコミューン内を除いて「したい」という欲望が完全に、全面的に人類に解放されたことはないと思う。そもそも、そのような実験的なコミューンが存在すること自体が、この方面の欲望と抑制が表裏一体であることを示しているのだと思う。人間が性欲と向き合う時には、いつもどこかに「抑制しなくちゃ」という部分があるはずだ。それは隠し味のワインみたいな、カレー鍋に混ぜたフルーツやヨーグルトみたいなものだ。やりちゃんがずっとずっと若くて美しかった頃、お金がないのでしかたなく、ガールフレンドと屋外で淫らな行為に及んでいたことがある。事態が白熱化してきた時点で思わず出た「もう逮捕されてもいい」というセリフには、言った本人も、聞いた私も、尋常ではない興奮を覚えたものだ。もし児童ポルノ
が「政府御禁制の品」ということにでもなれば、マニアの人達のボルテージは弥が上にも極大化するに違いない。これには獣姦マニアや屍姦マニアの方々が後発組に先を越された思いで羨望の眼差しを向けるだろう。

そんな訳で、表現の自由や人権を掲げて規制に反対する左翼闘士諸兄にも、無粋なことはおやめなさい、愛好者の方が気の毒ですよ、と伝えたい。私の立場では、児童ポルノに限らず、MILF or 熟女DVD等の法規制には賛成するし、貞操を侵害された配偶者の慰謝料は政府がターゲットを設けて高値誘導すべきだと考える。それはもちろん自由や人権とは全く無縁な理由においてである。