無料コミック誌の破綻

無料コミック誌コミック・ガンボが廃刊になった。結構ニュース番組とかで話題になっていたし、駅前で大騒ぎで配っているのも見たが1回も手に取ることはなかった。ホット・ペッパーのCMはいつも面白いのに配っている人のノリにはすごく不愉快なものがある。マクドナルドの関西弁野郎といい勝負だ。アイデンティティを統一して欲しいわね。

mixiニュース他によると広告収入に比べて印刷費、グラビア制作費、コミック原稿料がかさんだ為に経営が破綻したらしい。初歩的な問題なんだよなぁ、これ。一方で無料週刊誌のR25は好調らしい。女性版のL25というのも少し遅れてスタートさせている。これらは何回か拾って読んだことがある。あれは週刊誌と呼ぶにはかなり薄っぺらだ。最初からあのスタイルだから、この程度のボリュームならやっていける、というふうにきちんと計算がしてあるんじゃないだろうか。もう一点大事だと思うのは、記事の形をとってはいるが実質広告じゃないの、というのが結構混じっていることだ。きっとこの分も広告収入になる筈だ。月刊文藝春秋なんかでも刊行したばかりの書籍の予告編みたいな手記がたくさん載っている。これにはついつい乗せられてしまう。コミック誌でこれと同じことをやるにはかなりの技術が要ると思う。R25のようなスタイルなら、複数の偽装広告を1ページに載せることだって可能だ。

ホリエモンが登場する前から無料インターネットのライブドアにはお世話になっていたが、プロバイダ事業は破綻してしまった。当時の経営者は、「ライブドアを利用することがカッコいいライフスタイルと言われるような企業コンセプトでいきたい」とかなんとか言っていた。フリーレーンという似たようなサービスもあったが、これもしばらくしたらサービスが打ち切られた。2000年前後の数年間、無料プロバイダーとテレホーダイの組み合わせは最強だった。今でも使いたい程だ。速度が遅いので欲しいデータのダウンロードに時間がかかるが、用事が済んだら電源まで切ってくれる便利な専用ソフトがあったので、23:00過ぎに仕掛けをして、朝起きると「おお、釣れてる、釣れてる」というようなことができて、結構面白かった。

昨日の日記で、うっかり半井さんや山本さんの話をしたが、ひょっとすると彼女たちは全国区ではないのかしら。全国の概況とか説明してるよね…。