ネット暮らしの手帖

無料ブログサービスのドリコムの経営が不安定なようだ。つい最近にも異常に時間のかかったサーバーメンテナンスがあり、連絡用のスタッフのブログには、このままサービスが終了してしまうのではないか、と心配するコメントが多数寄せられていた。単なるクレームのようなものも多かったが、今まで書いてきた記事が消えてしまったらたまらない、という書き込みには切実なものがあった。まとめてエクスポートできるようにして欲しいという声もあった。コンピューターに関するものにはつきまとう問題だが、データにはバックアップが必要だ。ブログの原稿作成にパソコンを使っている人はテキストデータの形で保存しておくといいだろう。私のように携帯電話からメールで記事を投稿している場合には送信メールが残る。最近の端末機は各種メディアカード等にデータを移せるものが多い。

原稿データを保存しておくのも大事だが、データ消失のリスクを回避するのに実はもっと楽でいい方法がある。生きているメールアドレスが収集できるということがメリットなのだろうが、無料のブログサービスはネット上にとてもたくさんある。同じ内容のブログを複数作っておけば、どれか一つがトラブルに遭っても慌てなくてすむ。とても管理しきれない、と思うかもしれないが、ほとんどのブログではメール投稿が可能だ。EメールのCC:やBCC:機能を使えば複数のブログへの記事投稿が一度ですむ。誤字脱字には気をつけないと修正するのが大変だけれども。各サービスによって次のような特徴があるので参考までに…。

イ.goo、exciteは、CC:やBCC:では投稿できないので、メインの宛て先(to:)にする。プライドが許さないとでも言うのかしら。
ロ.livedoorjugem、FC2、yaplog、そしてmixiは、CC:やBCC:でも受け付けてくれる。謙虚な姿勢に好感が持てるわね。
ハ.seesaa、amebloは、せっかくto:の先にしてもCC:やBCC:を付帯したメールは受け付けないの。このような面倒な性格はジョン・レノンの歌にしかならないわ。後々のトラブルの温床よ。
ニ.楽天ブログは毎日AM9:00過ぎに全く違ったアドレスのメールが届き、これに返信しなければならない。これに関する不都合は後述する。スパムのTBが異様に多い。何だか知らないがアクセス数はガンガン増え続ける。サクラだろうか。いろいろな意味で独特なブログ。他ではexciteもスパムTBが多かった。
ホ.この日記もおかげさまで堅調に運営されてはいるが、眞鍋にだけはかなうわけがないのでココログはテストしていない。ヤフーはやたらと重たくて、携帯ではレイアウトが乱れるので、まったく使う気がせず、これもテストしていない。

CC:やBCC:のたくさんついたメールは少し面倒だが、一回作成すればsubjectと本文のみを書き換えて流用できるので、さほど負担にはならない。ところが楽天のようなシステムだと、アドレスまで毎回書き換えなければならなくなるので実に不便である。ずっと同じ日のアドレスを使用して、本文の頭に日付を入れる、という方法も思いついたが、使わないで放置することにした。何かあった時の為の「捨てブログ」というのも必要かもしれない。私は「無用の用」という言葉が大好きだ。seesaa、amebloもそれ用にとっておくことにした。

例えば、あなたが「どうしてもこれだけは言いたい」というブログと出会ったとする。そのブログのコメント欄に意見を書き込んでも、単なる冷やかしだと思って黙殺されてしまうかもしれない。自分の意見を記事に書いてTBを送った上でコメント欄に「読んでね」と書き込めば、相手は「どうやら本気らしい」と思うことだろう。そのためには半月分くらいは記事があった方がいいだろう。売り言葉に買い言葉で多少激しいやり取りになったとしてもメインのブログを読んでくれている定連さんの目に触れることもない。

マイミクシィの皆さんは、内容が全く同じなのでブログを探さないで下さい。足あとがなくなると淋しいです。ブログを読んでいてmixiに登録している方は、もしよかったらマイミクシィを申請して下さい。

社長ちゃんが半井さんネタにノッってくれたが、私はあくまでも山本派である。最近はすっかりリラックスしてしまっているようだが、初期の全く余裕のない状態がとても懐かしい。「あの人は私に助けを求めているに違いない」という根拠のない確信こそが男のロマンなのである。男のロマンと男の生活が必ずしも等号で結ばれないのは、世の中、弱い女ばかりではないからなのである。