ナイーブでいこう

この日記はmixiの他にネットワーク(YBN)を通じて9つのブログで同時中継されている。一日のアクセス数は全体を通じて100なら多い方だが、昨日の総体のヒット数は少なくとも270を超えたようだ。野崎氏や鳥居氏のブログにトラックバックを打ったヤプログは35ヒットに留まっている。総体のアクセスが増えた理由を特定することは難しいが、「社民党」というキーワードが検索された結果である可能性がある。社民党は、概ねの世論、大多数の国民の望む社会像とは乖離した国家ビジョンを志向する政党であるが、どうやら一般人にまるきり無視されている、ということでもないらしい。社民党の支持者にとっては朗報である。

ちなみに先日の「人権擁護法案」に関する記事は400ヒットを大巾に超えた。こちらも関心を集めるキーワードのようだ。関心を集めたのは「稲田朋美」の方である可能性も捨てきれない。同法案の反対派は口を揃えて「言論の自由を守る為」と繰り返す。mixiや方々のブログには抗議メール、抗議ファックスのテンプレートが「ご自由にお使い下さい」とばかりに蔓延している。これは市民運動系のメーリングリストではすっかりお馴染みの光景である。既に述べたように反対派の主張には(質の悪い方の)左翼そっくりな言い回しのものが多い。現実問題として人権擁護法案が何者かの陰謀であるなら、既にネット上での保守勢力の言論の白痴化、空洞化をかなりの部分で成功裏に収めつつある、と言ってよいだろう。法案が可決される頃には、守るべき言論など一つも残っておらず、焦土作戦を決行したのと同じ結果になってしまった、などということになるのではないか、と私は危惧している。

左の人達がこのような手口を用いるのは、私としては一向に構わないのだが、最近では右までもが「覚醒した前衛」になりたがっているようである。分離結合論は福本和夫の専売特許だとばかり思っていた。