まわりくどい草莽

テロに屈した善光寺に関する記事に、たくさんのコメントを頂いた。この場をお借りして、お礼を申し上げます。

私は主に聖火ランナーに危害を加えるテロリストを批判する文章を書いていたが、ある読者の方が、「自分の行いがおかしいか」と尋ねるコメントを下さった。私はこれに次のように答えなくてはならない。

大きな間違いなので、次からはよく考えた方がいいです。

私は全く知らなかったのだが、その方は「聖火リレーに協力するな」という電話を毎日善光寺にしていたのだそうだ。そのような電話は一日100件以上もあったらしい。面白いことにその人によれば、善光寺の今回の決定はそれらの電話とは無関係なのだという。そうであるならば、一日100件以上の電話は、単なる迷惑電話にしかならなかったということになる。全く無駄なことだ。座頭市でなくとも「およしなさいよ」と言いたくなることだろう。チベット問題に抗議したいのなら、中国大使館に電話するのが妥当ではないだろうか。

中国政府→北京オリンピック聖火リレー善光寺

なんという壮大な迂回ルートであることか。呆れてものも言えない。自衛隊の海外派遣に抗議する市民運動家自衛艦の周りでデモをしている報道を見て、彼らは命令に従っているに過ぎない、決議した国会に文句を言え、と思ったことがあることを思い出した。保守言論の白痴化、左傾化はとどまる所を知らないようだ。このままではいけない。