国籍法を遵守せよ

1月1日から改正国籍法が施行される。これに反発する者が河野太郎氏やマイミクシィ馬渡龍治氏のブログに執拗な嫌がらせ書き込みを繰り返している。彼らは国籍認定から出生地主義を排し、血統主義を絶対視せんとするものだ。

かつて米国を中心とする連合国は、彼らに都合の良い正義で枢軸国をひとからげにして、ニュルンベルク裁判や東京裁判を行った。私は、アーリア人を優性人種としたドイツと、八紘一宇・五族共和を謳っていた大日本帝国は全く異なる価値観に立脚していたと信じている。血統主義を偏重して改正国籍法に反発する者に、東京裁判史観を否定することはできない。満洲への進出は、東亜の解放、王道楽土の建設などではなく、「単に領土と資源が目的でした」と告白しているようなものである。これは、我々の父祖を著しく愚弄するものであるし、いわゆる田母神論文とも大きく矛盾する。彼らは外国人を国内から排斥しろ、とも主張しているが、かつて米国において日系移民が迫害を受けた歴史から何一つ学ぼうとはしていない。実に愚かしいことだ。