新型ポメラ買わずして

junks22009-11-29

キングジムポメラは文章作成に特化した電子ツールである。パソコンのような起動時間が要らず、スイッチを入れるとすぐに動作する。画面とキーボードを折り畳むと文庫本大になって上着のポケット等に入れて持ち歩けるらしい。前々から気にはなっていたが、来月頭に新型が出るらしい。007の小道具のようで物欲をそそる。

紹介記事を読んでいたら、改良点として、作った文章をQRコード化して携帯電話に読み込ませる機能が付加されたらしい。面白い。私はかなり頻繁に携帯電話で撮った写真をパソコンに移したり、パソコンで作った文章を携帯電話に移したりする作業の為、データカードを酷使していたので、携帯電話のカードスロットがバカになってしまっている。けれども、新型ポメラなら、今の携帯端末のままで、作った文章をどんどん読み込むことができるだろう。私の職場にはネットが接続されているが、月々数千円でも馬鹿にならないので、自宅では何年も前から携帯電話のみでインターネットにアクセスしている。新型ポメラは、そのようなネット環境の私にとってmixiの日記やブログの更新に大変有用で、文章を撮影して取り込むという作業も面白いには面白いが、それだけのことに約2万5千円とは、いかにも無駄なような気がする。一つのQRコードに全角400文字が限度というのも面倒だ。長い文章の場合、複数のQRコードを連続して読み込む必要がある。

ここまできて、「はは〜ん」と気が付いた。確かネット上にQRコードを作成するソフトがタダで転がっていた筈だ。長いこと「だから何だ」と思っていたが、それを使えば、パソコンで作成した文章が携帯電話で読み込める。早速試してみた。なかなか快調だ。限界の400文字読み込みにも成功した。こんなにキメの細かいQRコードは初めて見た。何やら必死に頑張っているようで微笑ましい。

私の勤務先は中小企業なので、個別のメールアドレスは割り振られていない。ビジネス上必要な場合、名刺にプライベートな捨てアドレスを手書きで書き加えている。社のドメインと一致していないものを堂々と印刷するのもおかしな話だ。しかし、そのアドレスのQRコードのスタンプを作っておけば違和感も無いし便利だろう。セールスマンや議員なら名刺の中の1cm角に原稿用紙1枚分のメッセージがスマートに載せられるのではないだろうか。